オリーブオイルはアトピー性皮膚炎に効果はあるのか?
オリーブオイルはコレステロールを下げたり、抗酸化作用でアンチエイジング効果をもたらしたりと、数多くの健康効果を期待できる油です。
そんなオリーブオイルならば、アトピー性皮膚炎のように深刻な悩みを持っている人の助けになるのでしょうか。
アトピー性皮膚炎は痒みをもたらす湿疹が、出来ては治るの繰り返しで、肌の状態がとても悪くなっています。
そのような場合には、細菌やホコリなどの外的に対して、肌の防衛機能が働かずに、大きなダメージを受けることになります。
そこでオリーブオイルを肌に塗ると、肌の保湿効果が高まって、アトピー性皮膚炎で荒れた肌を守ってくれるのです。
しかも、アトピー性皮膚炎の患者は、油にもアレルギー反応を示してしまうことがあるのですが、オリーブオイルのようにオレイン酸を主成分とする油は、アレルギー反応を起こしにくいので安心して使うことが出来ます。
肌が保湿されて潤いのある肌になれば、アトピー性皮膚炎によって乱されていた肌の新陳代謝が再び活性化してきます。
若く健康的な肌が定着しやすくなれば、それだけかゆみに悩まされることも少なくなってくるのです。
無論、オリーブオイルは食品ですから、料理に使っても十分な効果を期待できます。
腸内環境が乱れていると、自律神経や免疫機能に悪い影響を与え、結果的に肌荒れへとつながるのですが、オリーブオイルはその腸内環境を整えて便秘の解消を手助けしてくれるのです。
注意するべき点として、入浴後にオリーブオイルを塗るときには、乳液など保湿をしてからにしておかないと逆効果になるということです。
それというのも入浴後は体についた水分が蒸発して過剰に乾燥してしまうので、いくらオイルで肌に蓋をしたところで、乾燥した肌を閉じ込めているだけになってしまうからです。
加えて、紫外線にあたったオリーブオイルは、その影響で劣化してしまいます。
劣化したものを肌に塗ると、更なる肌トラブルを招く可能性がありますから使用には十分注意しましょう。